ダイビングやシュノーケリングでの事故は陸上よりも深刻な状況に陥る場合が多くあります。 万が一事故が起こった場合でも、海に出てしまえばすぐに病院へお連れすることもできません。 疾病や健康面で不安がある方は事前にお問い合わせください。
専用の診断書が必要になりますので、下記よりダウンロードしてご利用ください。
※詳しくは下記をお読みください。
喘息など咳を伴う病気の場合、ダイビングではタンクの中の乾いた空気を使って呼吸をするため、喘息持ちの方がダイビングをすることによって喘息発作を引き起こす可能性があります。
また、肺気胸などは水中など高負荷の状況では再発の可能性が高くなります。
ダイビング中に再発を起こした場合、緊張性気胸という命にかかわる病気につながる可能性もあります。
風邪やアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎と蓄膿症などで鼻詰まりが起きていると、ダイビングに必要な「耳抜き」が出来なくなってしまいます。 我慢して潜ってしまうと鼓膜を痛めてしまったり、破れてめまいが起こる事があります。
また、風邪薬や鼻炎薬を飲んで一時的に鼻詰まりを解消しても、ダイビング中に薬の効果が切れてしまうと鼻が詰まった状態に戻ります。そのまま浮上しようとしても、痛みやめまいが起きて浮上出来なくなってしまいますので、薬を服用したダイビングは禁止としています。 中耳炎や鼓膜の破裂も耳の機能が低下している為、耳抜きができない為、禁止としています。
中耳炎や鼓膜の破裂が治ればダイビングは出来ますが、自己判断はとても危険です。 必ず医師に相談しましょう。
妊娠の可能性がある方
ダイビング・シュノーケリングを行うことによって…
等、様々な、問題がでてきます。
妊娠中、どのように危険なのかについては明確になってはいません。 もし、妊娠期間中に何かアクシデントが発生した場合、母体だけではなく、お腹にいる赤ちゃんにまで大きな影響を与えることが考えられます。 そういう可能性から妊娠期間中のダイビングやシュノーケリングは、安全面を考えて控えることをお勧めします。
出産直後の方
赤ちゃんが産まれた後であればダイビング・シュノーケリングは行えます。
ただ、産後1ヶ月は母体にかなりの負担がかかります。激しい運動ではありませんが、ダイビング・シュノーケリングは体力を消耗するレジャースポーツです。 産後1ヶ月以内だと、人によっては母体が完全に回復していないこともあるので避けることをお勧めします。
産後すぐにダイビング・シュノーケリングを行おうとしている方は、医師の方にご相談下さい。 許可をもらった場合でも産後は体力が落ちていたり、赤ちゃんの世話で疲れていたりすることもあるかと思いますので無理をしないようにして下さい。
ダイビング・シュノーケリングを再開するのであればまずは穏やかな海や潜ったことのある場所から選択するのがいいかもしれません。
循環器系の疾患は、ダイビングに必要な運動能力が欠如していることが考えられます。(心臓および血管に関係する疾患が対象です。)
このような疾患は、ダイバーに心臓の虚血やそれに関連した疾患を引き起こす可能性があります。
水中に入ると、血液は皮膚表面から中心部に移動します。この影響は、冷水中で非常に大きくなります。 水中に入っている間は、心臓の負担は著しく増加するため、左心室機能障害や、重症の心臓弁膜症の問題を抱える方では、 肺で酸素の取り込みが障害されて肺水腫が起こり、重症化すると呼吸不全に陥る可能性があります。
心筋梗塞の既往や症例によっては、非常に危険性が高い状態ともいえます。 高血圧の疾患を抱えている方は血圧が正常にコントロールされていて、十分に運動能力があるようであれば、 比較的危険性が低い(相対的に危険な状態)と考えられます。
しかし医師の許可があるにも関わらずインストラクターがダイビングをするにあたって危険があると判断した場合にはダイビングを行うことが出来ない場合があります。 ダイビングは、ルールを守っていれば危険ではありませんが、身体への負担が影響しやすいスポーツです。命に関わる事もございますので、 ご自身の身体の状態や疾患などには十分に気をつけてダイビングを行って下さい。
糖尿病の方に一番気をつけてほしいことは、低血糖です。 海に入っている間は、ジュースや薬などは手元に持って行けません。また、低血糖をおこしてもダイビング中にはすぐに水面へと浮上することが難しい時もあります。
理解してほしいことは、薬がある場所からしばらく離れることになることや、陸にいる時よりも体力は消耗するということです。
糖尿病の人が必ずしも海に入れないということはありません。 薬などを使わずに、食べ物でコントロールできるくらい症状の軽い方や、薬を使っていても低血糖になった時の対処法を身につけて、自分でコントロールができる方など、海遊びをすることは可能です。 しかし、私たちはお医者様ではありません。必ず、担当のお医者様からの指示を仰ぎ、診断書をご持参のうえ、ご参加頂きますようお願い申し上げております。
ぜひ、ご参加頂きたいと思っておりますが、命の安全が最優先です。 以下の状態の方はやめておきましょう。
必ず、事前にお医者様とご相談のうえ、ご参加頂きますようにお願い申し上げます。
高血圧の方が海へと入るのはなぜ危ないのか。 それは、冷たい水の中へと入ったり、水の中へ入った緊張状態へとなると、血圧が急に上がる可能性があるからです。 血圧があがると、脳梗塞や心筋梗塞へとつながります。
夏の石垣島の海でも水温は30度前後です。 体感的にあまり感じなくても、人の体温から考えると冷たい水へと入ることには変わりません。 とくに、ワクワク楽しく海へと入っていくダイビングでは、期待の気持ちや興奮などから健康な方でも血圧が上がると言われています。
高血圧は、最高血圧140mmHg(ミリ水銀)以上、または、最低血圧90mmHg以上の状態とされています。 ちなみに正常血圧は、最高血圧120mmHg未満、かつ、最低血圧80mmHg未満です。
高血圧の方は、医師の許可が必要とされています。ダイビング、シュノーケリングのなかでもとくに気をつけて頂きたいのが高血圧です。 数値として曖昧なところもあり、気がついていない方も多いようです。 高血圧は意外に簡単に考えられがちですが、無理をしてしまえばとても大変な病気へと変わってしまいます。自分を守るためにもしっかりとした自己管理をおこなって頂きたいです。 お医者様の許可をとってぜひとも遊びに来て下さい。
そして、お薬で治療されている方へ、副作用にも気をつけてほしいことのお願いです。
お薬の副作用にはこのようなこともありますので、このような自覚のある方はご遠慮ください。
お薬を飲んでいて平気なようでもこのような副作用のある方にとってはダイビングは危険となってしまいます。 タンクが錆びてしまわないようにダイビングで使うタンクには乾燥した空気が入っているので、通常よりも喉が乾きます。そして、深度などによっては運動能力や注意力もかけてくるようになります。 体験ダイビングでは大丈夫かと思われるかもしれませんが、個人差もあると思いますので、無理はなさらないようにお願いいたします。