Q
A
ヒトは水中ではモノがちゃんと見えません。
これは陸上と水の中では、角膜の光の屈折に差が出るためです。
ダイビングをする際はマスクを着用することで、水中でも物がクッキリと見えるようになります。
水の中では光の屈折率が違うので、陸上よりも物体が1.3倍大きく見えます。
不思議に感じる方もいるかもしれませんが、水の中ではモノが30%も拡大して見えるのです。
気になる方はお風呂で試して見てください。
浴槽に浸かりながら自分の手のひらを見つめます。
そしてそのままの体勢で(目を開けたまま)お湯の中に入ってみてください。
手のひらのサイズが一回り大きく拡大して。近くなって見えます。
視力が悪いからといって普段使用しているメガネやコンタクトをつけたまま、ダイビングをすることはできるのでしょうか?
水中は陸上とは違います、万が一水の中でメガネが破損した場合冷静に対処することが難しいので、メガネを着用してのダイビングはやめておいた方が無難でしょう。
実はコンタクトレンズを付けたまま、ダイビングをするダイバーも一定数います。一番オススメの方法です。
コンタクトレンズが流出する可能性が全くない訳ではないですが、ほぼそういったトラブルはありません。 コンタクトだと船の上でも水中でも同じ用に周りが見えるので行動がしやすくなります。 万が一の流出、紛失に備えワンデイ等安いコンタクトを使うのがオススメです。
水中では光の屈折により陸上にいる時と比べ、物がやや大きく見えるため、一般的に裸眼での視力が0.5~0.6よりも上であれば、問題なくダイビングを楽しむことができると言われています。
それよりも視力が悪い方には、オプティカルレンズと言われる度付きのダイビング用レンズの使用することをオススメします。レンズを選ぶ際は、上記で説明したように水中では陸上よりも物体が30%大きく見えるということを踏まえて、レンズを選んでください。 レンズ選び方のポイントとしては、陸上でレンズを合わせた時に「少し度が弱く感じる程度」に留めておくことがコツになります。 陸上で丁度良く見える度数に合わせてしまうと、水中で目が疲れたり、気分が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。
店頭で販売している既製のダイビング用の度付きマスクは、近視用のモノがほとんどです。 遠視や乱視、老眼、ひどい近視などの場合には、眼科医に処方箋を書いてもらい、オーダーメイドをするのが一般的です。 現在、ダイビング用の度付きマスクはリーズナブルな物が増えていて一昔前に比べて、手に入りやすくなっています。
眼鏡のようにマスクのガラス面に度が付いたもの。視力の弱い方でもダイビングを楽しめます。
度付きのマスクはほとんど近視用なのでよほど強い近視出ない限りはレンタル機材で問題なくダイビングを楽しめます。
ひどい近視などの場合には、眼科医に処方箋を書いてもらってからオーダーメイドするのが一般的です。
乱視の場合には特殊なレンズが必要になるので、乱視用のレンズを取り揃えているショップはあまりありません。
眼科医に処方箋を書いてもらってからオーダーメイドするのが一般的です。
老眼の場合も特殊なレンズが必要になるので、眼科医に処方箋を書いてもらってからオーダーメイドするのが一般的ですが、水中は物が1.3倍大きく(近く)見えるので陸上で物を見るより見やすく感じると思います。
答えはノーです。水中は陸上にいるときと全ての勝手が違うため、万が一メガネが破損した場合に、冷静に対処することが難しいからです。
度付きのレンズを着用してダイビングしましょう。
可能です。また、一番オススメの方法でもあります。
船の上などでも動きやすくなるので、コンタクトを装着していれば常に視界が確保できるためです。
流出の可能性も全く無いわけではないので、ワンデイなど安いコンタクトを使うのがいいです。
お店によって差がありますが¥30,000~¥50,000ほどの店が多いです。
水中での物体の見え方は光の屈折の関係で陸上に比べると25%近く、33%大きく見えます。水中で陸上と同じ度数のレンズを利用頂きますと物が良く見えすぎてしまったり人によっては明るく見えすぎるなどの感覚が出てきます。その結果ダイビング中に目が疲れる、頭痛の原因にもなりかねません。
日本のメガネ度数は装着後視力が0.7~1.0になる様に度数を調整しております。 0.7は車の運転免許で規制が無い視力、1.0は5メートル先から1.5mmの物を識別できるくらいの視力とされています。 1.0の視力に度付きレンズを調整しますと水中では良く見えすぎてしまうため度付きレンズを使用する際は度数を若干弱めに、設定するとバランスが取りやすいです。