マンタとは、オニイトマキエイ、ナンヨウマンタという世界最大種のエイの仲間です。 地域によっては海の守り神、海の女王なんても呼ばれています! 大きいもので体の横幅8メートル、体重3トンにもなります!
ただ、世界最大のエイの仲間とは言っても一般的に知られている 『エイには毒針があって危ない!』なんて事は無く マンタには毒針がありません。 エイと似ている点といえば性格がおとなしいところでしょう!
大きくても怖い生物じゃないので安心して会いに行きましょう!
とっても大きな体のマンタですが、実は魚の世界の中で一番大きな脳を持ち 海洋生物の中でもかなり頭がいいことが分かっています。
その為、複雑な行動をとったり私たち人間を識別する事も 出来ちゃうんです!
マンタが私たちの事を分かってくれていると思うと それだけでワクワクしちゃいませんか?
石垣島といえばマンタ!なんて事を聞いたことがある人もいるかもしれません。
それもそのはず!石垣島は世界的にみても マンタとの遭遇率が高く世界中のダイバーの憧れの地でもあるんです! 特に石垣島の北西部に位置する『マンタスクランブル』は世界指折りのマンタ遭遇ポイント!
しかもマンタに会えるポイントが1カ所だけでは無く、石垣島周辺には いくつもあるのでその日の海の様子を見てポイントを選べるのも マンタ遭遇率の高さの理由の一つです!
大きくも愛らしい姿のマンタに出会えたら大興奮間違いなしです!
世界的にも高いマンタ遭遇率を誇る石垣島ですが もちろんそれにはきちんと理由があります!
それはマンタの『クリーニングステーション』 人間でいうお風呂のような体の汚れを掃除するポイントがあるためと 考えられています! 掃除といってもマンタが自分でゴシゴシ体を洗う訳ではありません。 クリーニングステーションは海の中にある小高い丘になっており、小さなお魚たちがその場所に集まっています。 マンタがクリーニングステーションの近くを泳げば、自然とお魚たちがやってきてマンタの体についた寄生虫を食べてくれるのです!
マンタが増えるほどお魚たちも増え、さらにマンタが増えるという好循環が 出来上がっているのです! クリーニング中のマンタばかりでは無く、水面のプランクトンを食べにくる マンタに出会うこともあります。
水面近くに上がってきたマンタと同じ目線で泳ぐことも出来ちゃいますよ! マンタの生息数が多い石垣島だから見れる光景でもありますね!
マンタはすごく大きい体をしていますが、実はとっても ストレスを感じやすい生き物です。 私たちがマンタにストレスを与えてしまうともう2度とそのポイントには 来てくれなくなるなんて事もあり得ます!
石垣島や八重山諸島の海には毎年大勢のダイバー、シュノーケラーが集まりますが1人1人がしっかりルールを守ってマンタにストレスを与えず、自然のままの姿を観察することが大切です。 マンタに出会った興奮でガイドを追い抜いてマンタを追いかけてしまうというのは気持ちは分かるのですが、実はNG行為なのです!
海では担当ガイドのお話をよく聞いて、生き物たちにストレスを与えない 範囲で思いっきり楽しんで下さい! いつまで経っても石垣島のマンタを守っていけるようにご協力をお願い致します!